名鉄パノラマカーを作る
またまた突然ですが、名鉄7000系パノラマカーを買ってしまいました。
これはバンダイのBトレインショーティーというシリーズのもので、ジョーシンに売っているのを半年ほど前に見かけ、ず~っと気になって心残りだった物でして、昨日イオンに家族で行った際、ガマンできずに買っちゃいました。と、いいますのは今年この7000系が引退するということで、ノスタルジーの部分もありますが、この車両には特別な思いがあるのです。
この7000系がデビューしたのが昭和36年、そして自分が生まれたのが37年。私の最寄の駅が日本ライン下りで有名だった日本ライン今渡という駅だった事もあり、物心付いた頃からこのパノラマカーが走っている事が当たり前の環境として育ってきた訳です。おまけに線路が小学校への通学路に隣接しており、線路をまたぐ橋を渡って小学校へたどり着くという事で、毎日のように上から電車を眺められる事が出来ました。
こんなかっこいいデザインの為、当然小学生には大人気、写生大会には必ずと言って良い程パノラマカーを中心に描いており、あのパノラマカー独特のミュージックホーンに「ど~け~よ~ど~け~よ~ど~け~ど~け~~」と、歌詞までつけていたくらいです。
私自身も当時実家が自営業で忙しく、母親が面倒が中々見られない為、夏休みや冬休みには母の実家である知多半島にある内海という所でずっと預けられていました。小学4年からは切符を買ってもらい一人で終点河和駅まで約3時間ほどの一人旅をしておりました。その時に必ず乗って行ったのがこの7000系、通称パノラマカーだったのです。この車両は運転席が2階という構造で、一番前から客席になっていますので、とにかく一番前の席に座る、座れなければ立ってでも一番前に陣取る事が最高の魅力でした。河和までの駅の名前は全部覚えました。
と言う訳で、幸いにも?鉄ちゃんにはならなかったものの、この車両には特別な思いがあり、思い出として手元に置いておこうと思ったわけで、本当はTOMIXのが欲しいのですが13,000円位と中々高価な為、ボンビーサラリーマンの私には中々手が出ないのも事実でして、このBトレインはリーズナブルな上、結構な再現度なようなので、一度作ってみたくなりました。
まずは箱からパーツを出して眺めます。おおっ!ちゃんと「河和」のシールがある!嬉しー
なかなか出来が良く、彩色もされていて、組立も簡単そうです。ただ、塗装がつや消しになっているので、シックではありますが、パノラマカーはピカピカした真っ赤なイメージなのでこのまま作ると陰気臭くなりそうです。
ネットで完成した人のを調べてみる事にします。塗装はそのまま、クリアでも吹いて艶出ししてやろうか。
ありました。奥にTOMIXがあるっ!あーうらやましい。
白ラインは名鉄が特急の識別として後に入れたもので、私にはあまり馴染みがありません。
どちらもそうですが、なんか台車の色がおもちゃっぽいですねぇ、浮いちゃってます。ここは何とかせねば…
やっぱり色が薄すぎなので、ちょっと濃いくらいの方が良いかなあ、焼鉄色+つや消しを塗ってからつや消し黒で墨入れ、奥行き感を出します。
次に車体のパネルを艶有りにする為、クリアーを吹きます。部品が小さいのでつまようじに両面テープを巻いてお手軽に持ち手を付けます。
塗装したくない部分はマスキングします。ライトはマスキングゾルで保護します。
あまり厚塗りしては逆におもちゃっぽくなるので、クリアは3回くらいにして放置です。
屋根部分は色は良いのですが、新品の様にキレイすぎるので、使い込んだ感を出す為、エナメルの筆洗い用の瓶の沈殿分にてウオッシングして汚します。
手前側がウオッシング後です。あまりくどくしても所詮Bトレインですのでこのくらいに留めます。
クリア塗装が乾いたので組立し、ドアや階段部分をエナメルのつや消し黒で墨入れします。
フロントフェイス部分は同じ赤で塗装してありますが、クリアパーツにそのまま吹いてある為、サイドのパネルより明るく、組み立てるとそこだけ色が違って見えるので裏側につや消し黒を塗って赤を落ち着かせます。
これでTOMIXよりリアルになりました(笑)
完成です。お手軽な小細工で中々の仕上がりに満足です。レールの部品が無いので、買ってこようっと。やはり電車はレールがないと。
足元はこのくらいの濃さの方がやはり良いですね。「河和行き」の表示板に涙です。![]()
当時はオレンジ色の管球式(液晶パネルが世に出る前は電卓もこの表示方法でした。ただ電卓が20~30万円もしてた頃の話ですが)の速度表示パネル(下写真)が付いていて、岩倉~小田井あたりの直線で120kmくらい出ててしびれたなあ…
↑小学生の頃、陸橋の上からちょうどこんな感じに見えてたなあ…最後の写真は後から。 赤いランプのヘッドライトが遠くに行くのをずっと見送っていたっけ…
新幹線0系といい、このパノラマカーといい、自分と共に生きてきた物がもう見られなくなるという事は、大切な物を失うような寂しさがありますね。
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